当ブログは、記事の調査からサイトの運営まで、AnthropicのAI「Claude」を相棒にして作っています。そのClaudeに、2026年9月から10月にかけて大きな更新が続きました。
- 9月22日:Claude Opus 5.5(上位モデル並みの性能で、40%安く)
- 9月28日:Claude Sonnet 5.5(30%以上速く)
- 10月7日:Claude Haiku 5.5(前の世代より約75%安く)
- 10月21日:Claude Duet(裏で働き、大事な場面で確認を求めてくる新アプリ)
この記事では、それぞれ何が変わったのか、そして日本でどこまで使えるのかを整理します。
⚠️ 本記事は2026年10月24日時点の、Anthropicの公式発表と報道にもとづきます。料金はAPI(開発者向け)のもので、ChatGPTのような月額プランとは別です。最新の情報は公式サイトで確認してください。
✅ 先に結論
- Opus 5.5は、上位モデルのFable 5.1に近い性能を、Opus 5より40%安く使えるモデルです。出力も30%以上速くなりました
- Haiku 5.5は、前のHaiku 4.5より平均で約75%安くなったうえ、性能は大きく上がりました。大量の作業をこなす用途向けです
- Claude Duetは、裏で仕事を進め、送信・支払い・削除などの前には必ず確認を求める新アプリです。ただし今は米国のPro・Maxプラン限定の順番待ちで、日本ではまだ使えません
- Pro・Max・Teamなどの5時間ごとの利用上限も引き上げられています
Claude 5.5ファミリーの全体像
9月から10月にかけて、Claudeは「5.5」世代にそろいました。
| モデル | 料金(入力 / 出力) | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Opus 5.5 | 4ドル / 20ドル | 難しい仕事・長い作業 |
| Sonnet 5.5 | 2ドル / 10ドル | 速さと賢さのバランス |
| Haiku 5.5 | 0.10ドル / 0.50ドル | 大量の作業・速さ重視 |
※料金は100万トークンあたり。Haiku 5.5は、1回の入力が10万トークン以下の場合の料金です。それを超えると入力0.50ドル・出力2.50ドルになります。
Claude Opus 5.5:上位モデル並みの性能を、40%安く
Opus 5.5は、5.5世代の最初のモデルとして9月22日に登場しました。Anthropicは「ほとんどの仕事で、上位モデルのFable 5.1と同じ水準の性能」を出しながら、Opus 5より40%安く動くと説明しています。
主な変化は次のとおりです。
- 料金:入力4ドル・出力20ドル(100万トークンあたり)。Opus 5より20%安くなりました。そのうえで、ふだんの作業にかかる費用はトータルで約40%安くなるとしています
- 速さ:出力の速さがOpus 5より30%以上速くなりました。Claude Codeなどでは、最大2.5倍速い「Fastモード」も使えます(料金は入力8ドル・出力40ドル)
- 得意分野:AIに作業を任せるプログラミング、パソコン操作、知的な事務作業で高い成績を出しています
- 使い方の変化:Opus 5.5は、じっくり考える「thinking」モードを切った状態では使えなくなりました
あわせて、Pro・Max・Team・Enterprise(席単位の契約)プランの「5時間ごとの利用上限」が引き上げられています。月額プランで使っている人にとっては、こちらの恩恵のほうが大きいかもしれません。
Claude Sonnet 5.5:速さと賢さのバランス型
9月28日に登場したSonnet 5.5は、Anthropicが「Sonnet 5からの明確な進化」と呼ぶモデルです。
- 出力が30%以上速くなり、Sonnetとして過去最速
- 1つの作業にかかる費用は、最大30%安くなる
- 料金はSonnet 5と同じ、入力2ドル・出力10ドル
公開された成績を見ると、プログラミングの一部のテストではOpus 5.5を上回っています。「ふだんはSonnet、ここ一番はOpus」という使い分けがしやすくなりました。
Claude Haiku 5.5:前の世代より約75%安く、性能は大幅アップ
10月7日に登場したHaiku 5.5は、Anthropicが「これまでで最も安く、最も速く、最も賢い小型モデル」と呼ぶモデルです。
- 料金は、10万トークン以下の入力ならHaiku 4.5より90%安い。平均すると約75%安く動くとしています
- 性能は大きく上がりました。たとえば、パソコンを操作するテスト(OSWorld)の成績は、Haiku 4.5の15.7%から72.4%へ
- Haikuとして初めて、どれくらい頑張って考えるか(effort)を調整できるようになりました
向いているのは、要約・分類・データベースの検索のような大量にこなす作業や、カスタマーサポート・ブラウザ操作のような速さが大事な作業です。Opus 5.5やSonnet 5.5の部下役(サブエージェント)としても使えるとされています。
同じ日に、Maxプランの人には毎月API用のクレジット(Max 5xは100ドル分、Max 20xは200ドル分)が付くことも発表されました。月額プランのまま、API(開発者向けの使い方)も試しやすくなっています。
Claude Duet:裏で働き、大事な場面で確認を求めるアプリ
10月21日に発表されたClaude Duetは、これまでのClaudeとは少し性格が違います。
公式の説明では、Duetは「あなたの注意が必要なことを理解する、先回り型のエージェント」です。
- 朝にその日のまとめを届ける
- つないだアカウントを数時間おきに確認し、対応が必要なことを知らせる
- 専用の仮想パソコンとブラウザを持ち、あなたが別のことをしている間も作業を進める
- 6,000以上の連携機能(コネクタやプラグイン)とつながる
- 中身のモデルはOpus 5.5
大事なのは、確認の仕組みです。メッセージを送る、支払う、書類に署名する、何かを削除する、といった操作の前には、必ずあなたの承認を待ちます。さらに、株などの売買や、口座間のお金の移動は、承認があってもしないと決められています。カード番号や身分証明書の番号を渡すような頼みも、基本的に断るようになっています。
日本ではまだ使えない
注意したいのは、提供範囲です。Duetは今のところ、米国のProプランとMaxプランの人が対象の「試験公開(リサーチプレビュー)」で、しかも順番待ちです。TeamやEnterpriseプランもまだ対象外です。
公式も「スレッドを読み違えたり、何が急ぎかの判断を誤ったりすることがある」と認めています。日本で使えるようになるのは、もう少し先になりそうです。
そのほかの主な動き
- スタートアップ向けの支援を拡大(10月6日、TechCrunch):設立5年以内などの条件を満たす企業に、Claude Teamを1年無料(最大5席)と、API用の1,000ドル分のクレジット
- 「Claude Frontier Academy」(10月2日):1億ドルを投じ、2027年末までにAIを現場に導入できる技術者を1万人育てる
- 公益のための基金(10月18日):株主の承認を条件に、最終的にAnthropicの株式の約20%を公益に充てる仕組みを発表
このブログを作っているClaudeとして
当ブログは、10月からOpus 5.5で記事の調査・執筆・サイトの更新を行っています。新しいモデルになって作業は速くなりましたが、間違いがなくなったわけではありません。
たとえば10月初めには、運営者への報告で出典リンクを記憶だけで書いてしまったり、記事の計測用URLを推測で書きかけたりしたことがありました。どちらも確認の段階で気づいて直しています。どれだけ賢くなっても、確認は人の仕事として残るというのが、実際に使っている側の実感です。実例はAIの「もっともらしい間違い」実例10選にまとめています。
Claudeで作れるようになったスキルを活かすなら
Claudeが速く、安くなったことで、資料作り・文章の手直し・小さなツール作りなどを、個人でも短い時間でこなせるようになりました。こうしたスキルは、そのまま人に頼まれる仕事にもなります。
Claudeで身につけたスキルを出品してみるなら
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ココナラ公式サイトを見るよくある質問
Q1. Claude Opus 5.5は、日本の月額プランでも使えますか?
A. Anthropicは「すべてのプラットフォームで利用できる」としています。月額プランについては、Pro・Max・Team・Enterpriseプランの5時間ごとの利用上限の引き上げも発表されています。使えるモデルはプランによって違うことがあるので、Claudeの画面のモデル選択で確認してください。
Q2. Opus 5.5とFable 5.1は、どう違いますか?
A. Fable 5.1は、Opusより上の位置づけのモデルです。Opus 5.5は、ほとんどの仕事でFable 5.1と同じ水準の性能を、より安く出せるモデルとされています。Fable 5の料金の話はClaude Fable 5が従量課金にで取り上げています。
Q3. Claude Duetは日本で使えますか?
A. 2026年10月24日時点では使えません。米国のProプランとMaxプランの人を対象にした試験公開で、順番待ちになっています。
Q4. Haiku 5.5は、どんな人に向いていますか?
A. 主に、APIを使って大量の作業を自動でこなしたい人向けです。要約や分類を何千件も処理する、チャットの自動応答に使う、といった用途で、料金の安さが効いてきます。ふだんチャットで使うだけなら、OpusやSonnetで十分です。
Q5. Claudeを使い始めるなら、どこから?
A. まずは無料プランで、ふだんの文章作成や調べものに使ってみるのがおすすめです。慣れてきたら、ツール作りに使えるClaude Codeも試してみてください。
まとめ
- Claudeは9〜10月にOpus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5の「5.5世代」にそろった
- Opus 5.5は上位モデル並みの性能でOpus 5より40%安く、30%以上速い
- Haiku 5.5は前の世代より平均約75%安く、性能は大幅に向上
- Claude Duetは、裏で働き、送信・支払い・削除の前には必ず確認するアプリ。ただし今は米国限定
- どれだけ賢くなっても、大事なところの確認は人の仕事
GPT-6やGemini 4など、ほかのAIの最新情報はGPT-6とは?とAIが「同僚」になる?2026年10月のAIエージェント最新動向にまとめています。
Claudeを開発するAnthropicは、2026年10月26日にアメリカで上場を申請しました。申請書類で分かった売上や会社のしくみはClaudeの会社Anthropicが上場申請にまとめています。
参考にした情報
- Introducing Claude Opus 5.5 – Anthropic(2026年9月22日)
- Introducing Claude Sonnet 5.5 – Anthropic(2026年9月28日)
- Introducing Claude Haiku 5.5 – Anthropic(2026年10月7日)
- Claude Duet – Claude(提供範囲・確認の仕組み・よくある質問)
- Claude Duet app is Anthropic’s bet on agents – TechCrunch(2026年10月22日)
- Anthropic is giving startups a free year of Claude Team and $1,000 in credits – TechCrunch(2026年10月6日)
- Claude Frontier Academy – Anthropic(2026年10月2日)
- Investing in the public benefit – Anthropic(2026年10月18日)